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難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

3/29 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-5

渋谷で財布を紛失してもうダメかと思ったが、なんとか生きて関西に帰ることができたので、3月29日(水)渋谷WWW Xにて行われた わーすた定期ライブ わーすたランド わ-5 について振り返りたい。

 

 

今回はただの定期ライブではなく、わーすたが産まれて二歳という記念日に開催される特別な公演だった。

 

そんなわのご、1部は一桁番台で観られる幸運に恵まれた。なお撮影技術には恵まれなかった私は、白飛びしすぎて霊魂ではと疑ってしまうような写真を2、3枚撮ってのち、やはりこの目に収めるようにと集中し直した。慣れぬことはせんが良い。

 

では例のごとく坂元葉月のブログからセットリストを引用する。

 

*1部*
Overture
Doki Doki♡today
NEWにゃーくにゃくにゃ水族館2
らんらん・時代
ーーーMCーーー
グーチョキパンツの正義さん。
ぱわわわわん!!!パワーパフ ガールズ
いぬねこ。青春真っ盛り
ーーー映像ーーー
Just be yourself
ーーー企画(葉月と瑠香)ーーー
ゆうめいに、にゃりたい。
完全なるアイドル
Zili Zili Love
ーーーMCーーー
ちいさな ちいさな
約束だから
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ

ーーーENCOREーーー
Magical Word(新曲)
ーーMCーー
ワンダフル・ワールド

 わーすた 公式ブログ - 坂元葉月*2周年*713 - Powered by LINE

 

 

初期の衣装に身を包んだ彼女たちが、表れて途端にパフォーマンスする『Doki Doki today』には、当時を知らぬ私をして心を顫わしめる「色」があった。

それはとても淡く、三品瑠香の生誕企画でピンクに染まった会場を包み込み、春の桜を思わせた。
季節は一巡りし、また次の春へ。わーすた三年目の始まりを噛み締めた。

 

 

 

中盤、わーすた二年目の活動を振り返る映像が、メンバーの衣装替えの間流れる。

わーすたが全力で愛してきた「イマ」たち。そんな時間の宝石箱は、彼女らの走り抜けてきたが如くあっという間に過ぎて、あの曲のイントロと共に「イマ」のわーすたが、ステージへと踏み出す。

 

『Just be yourself』この曲を生で観て聴いて感じたい、というのが、今回の大きな楽しみのひとつだった。

ここで歌われる「夢」や「時間」は、わーすたに無関係ではないが、わーすただけに限られたものでもない。つまりわーすたを含む何ぴとにも共通するものである。

もっと言うと、子供に向けて歌われたものであるが、同時に子供だったころの大人たちにも歌われている。その意味で万人共通である。

だからこそ純に受け取らなければならない。「わーすたの物語性」のみを感じ取るのは大人の感性であって、それ含む総ての「夢」や「時間」を感じられてこそ、この曲の美は開かれる。

 

廣川奈々聖が「今までの曲と比べて 一見 いちばん単純な曲にみえるのに 今までの曲の中で 言葉で説明するのがいちばん難しい曲」とブログに書いていたが、それだから「自然と思いを込めたくなる曲」であり、「この曲の良さって無限大かもしれない」と理解して歌ってくれているのは幸せなことである。

その思いの強さ、美しさ、温かさに、涙を流さず居られない、最高のひとときだった。

 

 

 

そこからのセットリストは、時間の魔法によって2nd『ゆうめいに、にゃりたい。』、1st『完全なるアイドル』、デビューアルバムから『Zili Zili Love』と逆行していく。

ついに時間は、わーすたとして一番初めに披露した曲『ちいさな ちいさな』まで遡った。

 

 

直前のMCで松田美里のこのツイートについて触れ、三品瑠香が「最近はじめましてした方、ちょっと前から、昔から応援してくれているファンの方、みんなが集まって、時間が経って、日々わーすたとしてやっていけてる。みんなのおかげなんですよ」と言っていた。

この日の『ちいさな ちいさな』にはそんな思いも歌われていた。「私が産まれた奇跡に 今、ありがとうと歌います」そして、「夢を叶えるために 私は頑張ります」と。

 

時間はまたひとつ遡る。

『約束だから』この曲が歌っているのは、結成以前それぞれの青春の日々の追憶である。5人はあの日に帰り、そして「君と約束の小指」を見つめる。このとき、わーすたの時間旅行は、未来へと繋がる。

 

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本編充実のセットリストで満足気味、あとやってない曲はあれか、アンコール声出して気持ちよく終わるぞ、なんて勝手に予想していたのだが、ここでまさかの新曲。

『Magical Word』、あいさつの魔法でお友達、とそれぞれが学んでいる外国語で歌っている。広い世界に出て、新しく出会い、進んで行くということを感じさせる曲だった。まだそこまで聴き込めてはいないが、「不思議な箱あけてみる」や「右足ちょい踏み込むと」など『Just be yourself』との聯関を思わせる歌詞も興味深い。

 

 


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*2部*
Overture
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
ゆうめいに、にゃりたい。
ワンダフル・ワールド
ーーーMCーーー
Doki Doki♡today
好きな人とか居ますか(瑠香・奈々聖)
らんらん・時代
ーーー映像ーーー
Magical Word(新曲)
ーーーMCーーー
にこにこハンブンコ(美里・梨々華・葉月)
グーチョキパンツの正義さん。
NEWにゃーくにゃくにゃ水族館2
いぬねこ。青春真っ盛り
約束だから
ーーーMCーーー
ちいさな ちいさな
Just be yourself

ーーーENCOREーーー
いぬねこ。青春真っ盛り

 

2部はメジャーデビュー時の衣装で登場。これは衣装&ヴィジュアルプロデュースの木村優が、わーすたのキャラクター設定を事細かに考えてくれて出来上がった衣装で、私は「ライブはみんなを笑顔にする魔法」というのを発端としたこの魔法少女設定が非常に気に入っている。

 

 

新参の私にも馴染みの深い衣装。そして中盤、二年目を振り返る映像(後半)も見覚えのあるイベントとなり、だんだんと現在に近づいてゆく。

いま一番新しい衣装に着替え、いま一番新しい曲を披露する。

 

 

『Magical Word』からの数曲は夢中に過ぎ、ライブは早くも終盤。

ここでの『約束だから』、過去より歌われた1部とは少し変わってくる。三島由紀夫は「追憶は『現在』のもつとも清純な證」だと言った。5人はこのあまりにも清純すぎる感情を抱きながら、いま現在の彼女たちとして、あの日の「約束」について歌い上げた。パフォーマンス後のMCでメンバーが感極まっていたのもそのためだろう。

 

 

そんなMCに続く、リーダー廣川は涙で曲フリが上手くいかず、小玉梨々華が思わず「次の曲いやだよ、泣いちゃうもん」と漏らした『ちいさな ちいさな』、わーすたの二年間がぎゅっと詰まっていた。

 

「二年前はただ目の前のライブを必死にやって、いまわーすたってグループでライブして楽しいなみたいな感覚だったけど、二年経ってワンマンでこういう景色を見ると、もっとみんなと色んな会場行きたいなとか、もっとみんなに喜んでもらえることしたいなとか、すごい将来のこと考えるようになった」と梨々華の言っていた通り、

「感謝の気持ちが前より大きくなって、具体的に『ありがとう』って気持ちを込めて言えるようになった」とみりてこの言っていた通り、

この日の『ちいさな ちいさな』は歩んできた二年間があったからこそ歌えるようになった、そんな「ありがとう」が込もっていた。

 

2年の間に出会えた方はたくさんいてありがとうたくさん伝えたいんだ

わーすたになって、いろんな事に自分達もたくさん関わるようになって考えるようになって、そうしたらわーしっぷさん達からの気持ちがすごく近く感じられるようになったの
だから、みんなへのありがとうの気持ちが大きいです

^ - ^

 

みんながいるからこんなに楽しいと思えるライブが出来るし、みんながいるから今のわーすたがあるよ

 

いつも幸せな気持ちにさせてくれるわーしっぷさんありがとう

わーすたに2周年を迎えさせてくれてありがとう^ - ^


これからもわーすたからみんなにたくさんのものをお届けしたいです3年目もよろしくね

 わーすた 公式ブログ - 三品瑠香【2周年でした】715 - Powered by LINE

 

 

アンコール明けのMCでなっちゅんが「はーちんは全然普段しゃべらないの、自分から」と感想を尋ねたとき、はーちんが答えた「相思相愛」そのままの温かいライブだった。

楽しかった、というより、幸せだったと思い返したい、素敵な時間をありがとう。

 


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プードルを上げてしまうかもしれないけど、わーすたが次に見据える4月22日、間違いなく最高のライブになる。でなければ最後『ちいさな ちいさな』のあとに『Just be yourself』なんて持って来られるはずがない。

もう戻ってこない財布の痛手を打ち消すほどな希望を胸に、月末へ生きる。

わーすた『Just be yourself』雑感

 

わが萩原朔太郎は『憂鬱の川邊』という詩でこう言っている。

 

げにそこにはなにごとの希望もない

生活はただ無意味な憂鬱の連なりだ

梅雨だ

じめじめとした雨の點滴のやうなものだ

しかし ああ また雨! 雨! 雨!

 

朝起きて、ああまた一日が始まる、この憂鬱。昨日も今日も明日も同じ…この果てしない閉塞感。

また雨!と項垂れ、力なくただ「時間」に押しやられる。当たり前のようにそうなるはずだった今日、ある曲が公開された。

 

 

4月19日(水)発売となる、わーすた3rdシングル『Just be yourself』

この曲は『劇場版プリパラみ〜んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!』の主題歌となっていて、その予告動画で少し聴けただけでも期待大と待ち焦がれていたものだった。

 

公開されたMVを、一度通して見る。率直な感想を言うと、涙してしまうほど感動したのだが、どんなMVだったかは全く残っていなかった。これは決してMVが悪いわけではない。私の見方もあるだろうが、単純に楽曲がヴィジュアルイメージを圧倒していたからだ。

廣川奈々聖が1/19のブログで「イントロを聞いただけで胸の高鳴りが止まらないようなキラキラした曲」と言っていたのも首肯ける。

 

そして、このメロディーに乗る歌詞。あまりに感銘を受けたので、すぐにノートに書き写した。常日頃から考えている「時間」について、かなり興深く響いた歌詞だった。

 

詩人ボードレールは『時計(L'Horloge)』で、「時計!恐ろしき無感覚の凶(まが)つ神」と言っている。時間におびえるわれわれの心臓に容赦なく爪を立てる、絶対的な存在。

これをいとも簡単に超越したのが「秒針もクルり回るけど 神様も知らない瞬間」というフレーズ。一気に何かから解き放たれた思いだった。

 

さらに「未来へ歩く“今日”は 繰り返しのフリしている夢への道」サビのこの素晴らしい一文は、

雨、雨、雨…と繰り返される憂鬱に対して、その向こう側、夏の強き光を見せてくれる。それは「夢」だ。

 

あとに続く「一秒一秒が過去に変わる“イマ”」これにはボードレールの「一時間に三千六百回、秒は囁く、忘るるなかれ! と。──また蟲の聲して 早口に現在は言ふ、予は過去なり」がすぐさま思い出される。

後者では過去となった現在が「忘るるなかれ(Souviens-toi !)」と、毎秒ごとに積み重なってゆく悔恨を突き付け、さらに「予は不潔なる吸吻(きゅうふん)もて汝の生命を吸ひ上げたり!」と急かす。Remember ! Souviens-toi ! 浪費家よ! Esto memor !

しかし前者は、毎秒過去に変わっていく“イマ”を「全力で愛していこう!」と歌う。夢を抱いているからこそ、「10年後 30年後 過去になった“イマ”を 笑顔でね、思い出そうよ」と歌うのだ。涙の日々も未完成の今日も「時間の宝石箱」へ…

前作『ゆうめいに、にゃりたい。』は過去を旅する物語だった。そこで「夢があるからついてきてね」と歌っていたのが、今作を通して自分の中で繋がった。

 

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『Just be yourself』は、わーすたが「時間」を超えられるかもしれないアイドルである可能性を顕現してくれた重要な曲である。

2017年は勝負の年になるだろう、と昨年書いた。私だけでなく、こんなことはわーすたファンなら誰もが思っていることだ。そんなタイミングでこの曲が、しかも多くの目に触れる形で生まれたのはたまらなく嬉しい。

 

4月22日、わーすた史上最大規模フルバンドワンマン「The World Standard ~夢があるからついてきてね~」

トキメキとワクワクとダイスキが光り輝く夢への道は、いま確かに開かれている。

廣川奈々聖と「時間」

 

「今こそ醉ふべきの時なれ! 虐げらるる奴隷となつて、時間の手中に墮ちざるために、酒によつて、詩によつて、はた德によつて、そは汝の好むがままに、醉へ、絶えず汝を醉はしめてあれ!」

近代詩の父とも評されるフランスの詩人シャルル・ボードレールが、彼の散文詩にこう書いている。(上に引用したのは『醉へ(Enivrez-vous)』三好達治訳)

 

彼は「時間(le Temps)」について非常に敏感であった。彼にとって時間とは何者だったのか。代表作『惡の華(Les Fleurs du Mal)』から『仇敵(L'Ennemi)』という詩を引く。

 

──苦しや! 苦しや! 時は生命を啖ひ、

この見えざる仇敵はわれらが心を蝕みて、

得々と生血を啜り肥りはびこる!(村上菊一郎訳)

 

時間とは命を食らう敵なのである。じりじりと迫りくるこの仇敵に心は蝕まれる。そして、どれだけ恐れ抗おうとも、やがてはすっかり呑み込まれてしまう。だれもが考えたことのあるだろう漠然たる恐怖を、詩人は詩人たる鋭い感性をもって描き出す。

「現在、世界のあらゆる言語で書かれる抒情詩に於いて、多くは間接であらうが時には直接に、ボオドレールの影響を受けてゐない詩歌は無いと言つても、過言ではない(鈴木信太郎)」とまで称される重要偉大な詩人ボードレールだが、いざ読んでみるとかなり人間臭いところがあり、身近に感じられる。

 

殊に私はこういう人物に惹かれるらしい。敬愛する萩原朔太郎然り。そして、近頃では廣川奈々聖からも同じ魅力を感じている。

先日の定期ライブわ-4から、ずっと廣川について考えていた。私はあのライブで、彼女から溢れ出る詩情(poésie)を感じた。

詩情というものについて、ボードレールが『浪漫派藝術』で「ポエジーの原理とは、厳密にまた単純に、ただ高度な美への人間の憧れにほかならず、この原理の顕現は、魂の熱狂と恍惚のうちにある」と語っている。

高度な美への憧れ。ちょうどライブの数日前に廣川が送ってきたメールが思い出される。自分が思っているよりも高い「理想」について書かれたものだ。この理想はどうしようもないものだけど、「本気」で挑みたいのだと。この「本気」は魂の「熱狂」、そして抒情的な彼女の歌声は「恍惚」にそれぞれ当てはめられる。

 

抒情的。以前彼女はブログで『ちいさな ちいさな』について、「その時の空の色とか こころの変化とか 流れる空気とか その時のものすべてが表れる曲」だと書いている。これはまさに抒情的な表現方法だ。

パフォーマンスに限らず、アイドルとしてもその抒情性は見られる。ツイッターやブログにはあまり書かないが、メールではあれやこれやの感情をよく披瀝している。

 

女性アイドルの旬は短い。これを元来のアイドル好きである彼女は痛いほどよく知っている。意識しているのかいまいか、その焦燥を感じさせる文章は少なくない。「時間」は容赦なく彼女にも牙をむく。

 

L'Art est long et le Temps est court.「藝術は永く時は短し」これはなんと残酷な言葉だろう。『不運(Le Guignon)』という、忘れられた詩人エドガー・アラン・ポオについて詠った詩の中で使われている。

ポオに多大な影響を受けたボードレールは、この異国の不運な詩人に自らの運命を見ただろう。あのポオでさえ、藝術に置き去られ、暗黒と忘却の中に埋められてしまったのだ。いかなる薫香を放てども、もはや鶴嘴も届かざる奥深き寂寞の中に!

藝術と共に在る、僅かな、限られた人生を「時間」は容赦なく食い殺す。酔いはいつか醒めるのだ。

 

この漠然たる不安、いかにせんという苦悩、そうした内面をどう照らし出すべきか。

わが朔太郎は言う。「どんな場合にも、人が自己の感情を完全に表現しようと思つたら、それは容易のわざではない。この場合には、言葉は何の役にもたたない。そこには音樂と詩があるばかりである」

彼女の歌声を聴くこと。彼女の心の「かなしみ」「よろこび」「さびしみ」「おそれ」その他言葉では表現できない感情をしっかりと感じること。そこに「美」がある。

 

天國より來るとも、地獄より來るとも、そは問はじ、

おお、美よ! 巨大なる、恐ろしき、率直なる怪物よ!

ただ汝が眼、汝が微笑、汝が足が、わが愛する

まだ知らざる無窮の門をわがために開くならば。

 

惡魔か神の使なるともそは問はじ。天使はた海魔(Sirène)なるとも

そは問はじ、 ──天鵞絨の眼の妖精よ、

韻律よ、聲よ、光茫よ、おお、わが唯一の女王よ!──

汝ただ全世界の穢れを減じ、時の重みを減ずるならば。(村上訳『美への讃歌(Hymne à la Beauté)』)

 

廣川奈々聖の美を見出すのは容易のことかも知れぬ。私のごとき無知蒙昧の徒でも、軟弱ながらそれなりの自論を広げることができる。この点はボードレール萩原朔太郎にも、やはり共通する。であるから多くに愛され研究されてきた。そう、表面的には何ら難解ではない彼らなのである。

しかし、彼らはその内奥の果てしなさにこそ難解さを持っている。ひとたび本気で理解しようと思ったなら、もう後戻りはできない。それが天より来たるか、はた奈落の底より来たるか、いづれにせよ、どこまでもどこまでも進んでいくしかない。

「巨大なる、恐ろしき、率直なる怪物(monstre énorme, effrayant, ingénu)」ここでの ingénu は率直と訳されているが、齋藤磯雄訳では「あどけなき」、鈴木信太郎訳では「清浄無垢」とそれぞれ訳されている。

そう、この「美」が天使のように純粋無垢であっても、セイレーンのように人を破滅に導こうとも、すべては問題でない。それがわれわれに「まだ知らざる無窮の門」を開くものであり、「時の重みを減ずる」ものであるなら。

 

彼女が美しく歌い踊るとき、われわれは時を忘れる。彼女が永遠となるのはその瞬間に限ってのみだ。あらゆるものは終に死ななければならない。「藝術家とは死を創る故に僅かに生を許されたものである」と小林秀雄は言った。「刹那が各人の秘密を抱いて永遠なる所以である」と。

 

 

この拙文はわが幼稚なる考のまだ発端である。廣川奈々聖にしてもボードレールにしても理解が不十分で、そこかしこ牽強付会の感が否めないのは容赦いただきたい。

この考はここから進展するとも抛棄するとも知れぬものであるが、とにかく考えていて楽しかったので纏めてみた。

 

最後に、1stアルバムのときの魔法少女設定では、廣川は時間をあやつる能力を持っていた。ここまで「時間」について長々と書いてきたのだから、これは興味深いことである。2ndシングルで暇だから過去に行かないかと提案するのも、無論時をあやつれる廣川である。

魔法と言えば、『QUETE POP』コピンク*(feat.廣川奈々聖)で「あぁ、時よ、止まるんだ」と歌っているのも、ああこれが「君だけが遣える魔法」か、と結びつけての感嘆を禁じ得ない。

果たして「もしも君こそ“奇跡”なら」、あるいは「僕らは何百年先も、ずうっと・・・」

 

 

1/28 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-4

 

方向音痴の田舎者には高難易度の街、横浜。

ツアーファイナル以来、久しぶりのわーすたライブで浮足立っていた私だから、元町からタクシーを使っていなければ確実に迷って昼のチケットを海に抛り投げることになっていただろう。

 

会場は横浜ベイホール。1000人以上入ると聞いていたのが、いざ入場してみると思ったより狭く感じたのは構造の問題か。横に広かったのだが、とにかく柱が邪魔だったので横のスペースから観る客は少なかった。私も、前方ブロック中心へ、一番後ろになんとか入り込む。

 

 

セットリストは坂元葉月がブログに載せてくれているものを引用する。

まずはいちぶのせとりー!!!!!!!

ひらがなやとよみづらいー!!!!!!

 

 *今日のセトリ(昼)*

Overture
ゆうめいに、にゃりたい。
いぬねこ青春真っ盛り
グーチョキパンツの正義さん
スイカ割り
ーーーMCーーー
Doki Doki♡today
にこにこハンブンコ
ワンダフル・ワールド
ーーーmovieーーー
NEWにゃーくにゃくにゃ水族館2
Zili Zili Love
好きな人とか居ますか
らんらん・時代
ーーーMCーーー
完全なるアイドル
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
ちいさな ちいさな
ーーーencoreーーー
ワンダフル・ワールド

 わーすた 公式ブログ - 坂元葉月*わのよん*655 - Powered by LINE

 

『ゆうめいに、にゃりたい。』から始まる今回の定期ライブ。この曲にもかなり慣れてきた。初披露ぶりにライブで観るのだが、単純に踊りはもちろん、坂元葉月公にニャニャーとひれ伏すところ、間奏のパラパラなんかも出来るようになってるとものすごく楽しい。

うるチョコのときや、前回シングルのときもそうだったが、基本前半の衣装が決まってしまうのもあって、やはり雰囲気がガラッと変わる。セトリの組み方も変わってくる。『完全なるアイドル』のときのように、『Zili Zili Love』や『好きな人とか居ますか』のような曲を前半に持ってくるのは難しい。

 

それもあってか、次曲からいきなりの『いぬねこ。青春真っ盛り』、続いて『グーチョキパンツの正義さん』『スイカ割り』とライブで盛り上がる曲で飛ばしていく。

 

 

自己紹介MC、からの曲フリで「横浜の空気をいっぱい吸って、いっぱい声出して」と来たので、うおお『ワンダフル・ワールド』か、ほんとガンガン攻めてくるな、と思って構えていたら、まさかの『Doki Doki today』という不意打ち。高鳴る胸の音にドキドキだったまさに。

前半がそんな感じだったので、ここでじっくりとメンバーの歌声を聴けた。廣川奈々聖の調子がよさそうで、しばらく夢中になっていた。

 

ライブの数日前になっちゅんから届いた、本人曰く深夜のテンションのメールに、私の胸を突き刺した一文があった。彼女らにとってのメールがどれだけ特別かを知っているからこそあまり内容を書いたりしたくはないが、その一文だけは書かせてほしい。

「本気じゃなかったことなんてないもん」

読みながら、そう確言するなっちゅんの姿を思い浮かべた。その表情は笑顔だった。

なっちゅんのいまの「本気」をどうしても感じたい。それが今回のライブの大きな目的になっていた。

 

本編ラストの『ちいさな ちいさな』1番Aメロのなっちゅんパート、歌い終えたあと、溢れ出した優しい笑顔、それはあの時思い浮かべたものに似ていた。

 

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ほとんど一部で燃え尽きた感もあったのだが、あの曲が聴けていないのもあり、期待しつつ二部へ。セットリスト再びはーちんブログから引用。

 

*今日のセトリ(夜)*
Overture
ゆうめいに、にゃりたい。
Doki Doki♡today
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
ーーーMCーーー
グーチョキパンツの正義さん
にこにこハンブンコ
ちいさな ちいさな
ーーーmovieーーー
ワンダフル・ワールド
Zili Zili Love
好きな人とか居ますか
らんらん・時代
ーーーMCーーー
完全なるアイドル
NEWにゃーくにゃくにゃ水族館2
いぬねこ。青春真っ盛り
約束だから
ーーーencoreーーー
ゆうめいに、にゃりたい。
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ

 

二部に関しては、『ゆうめいに、にゃりたい。』からいきなり『Doki Doki today』、うるチョコと、え?もう終わるんですか?といった構成。ちなみにこの時のエクスカリにゃん(中華帽子)、弾かれて転がってきたのを幸運にも拾うことができた。

 

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初エクスカリにゃんをしみじみ喜んでいる暇もなく、『グーチョキパンツの正義さん』を全力で踊る。この曲はやっぱり楽しい。

ユニット曲『にこにこハンブンコ』、そして『ちいさな ちいさな』と、このブロックで急激に会場が一体になっていった。

 

この二部の『ちいさな ちいさな』に関しては、もっと書いておきたい。

2番Aメロでなっちゅんが声を詰まらせてしまう。これについては、一部の感想でも書いた通り喉の調子自体はよかっただろうから、一瞬のものだろうと思ったしそういう心配はしていなかったが、ただ彼女はかなり気にする事象だろうなとそこが心配になった。

だが、パート歌い終えて移動するタイミングで、りりかと目が合う。そのときのりりかの微笑みの温かさ、さらに、後ろに居て包み込んでくれるはーちん。

そんな場面を見て、ああ、わーすた好きだな。このグループが、この子たちが大好きだ、と改めて思った。今回のライブは、そんなことを感じさせてくれるものだった。これはわれわれにはもちろん、メンバー自身にも、である。

 

りりかがしばらく体調崩してたけど
昨日は5人でステージに立てて
ほんっとによかった!!😣😊

 

 


良いことなのか
良くないことなのかはわからないけど


私たちも りりかとわのよんクリアするって
決めとったけん
4人になったこと想定したリハーサルなんて
絶対せんかったもん✨(^ν^)笑

わーすた 公式ブログ - 659♩廣川奈々聖 #わのよん クリア🐶🎉🏁🚩 - Powered by LINE

 

こういうときの廣川リーダーはスパッと力強いことを言ってくれる。

直前のりりかの体調不良もあり、「この5人であることのわーすた」を強く感じさせてくれるライブになった。

 

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本編ラスト、一部では聴けなかったあの曲。『約束だから』

昨年のツアーを語るうえで欠かすことのできないこの曲、ツアー以外のライブで初めてこの曲を聴くことが出来て、とても新鮮だった。良いか悪いか、これまでとは違って、純粋に曲を楽しめた気がする。すっかりわーすたの曲になったんだな、という感動が後に湧き起こる。大好きな曲だ。

 

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アンコールはタオルが運ばれてくるのが見えたので『スイカ割り』?と思っていたら、『ゆうめいに、にゃりたい。』とうるチョコだった。

最後のうるチョコが昨年夏のノンストップライブを思わせるほど自由で、タオルもここで振り回したり投げたりに使われていた。今回のライブについて、なっちゅんブログから。

 

でも今回はちょっといつもは違う感じの曲並びだったり、2部のアンコールのうるチョコも自由にやってみたり

 


ライブでできることの幅を広げていきたいな〜って思ってたり


新しいアイデアないかな〜って考えたり


今回もすっごい楽しかった(*^_^*)!

 

曲数の問題で、アンコールに本編でやった曲をもう一度持って来ざるを得なかったり、セットリスト組むのが難しいところもあるだろうが、そこをメンバーも考えて工夫してくれているのが嬉しい。

どこにメンバーの意見が反映されているんだろうと想像してみるのも楽しい。本編ラストがそれぞれ『ちいさな ちいさな』、『約束だから』に決まったのはどういう話し合いからなのだろう、なんて考えたり。

 

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まだまだ書きたいことはある(とても重要なことを書いていない!)のだが、いかんせんそれはまだよく纏まっていないのもあり、のろまな私としてはゆっくり楽しみたいことでもあるので、考えが変わらなければ、すでに出現している次回のステージのときにでもと思っている。

 

約束


遥か三週間前、大嫌いな東京で、とある「約束」をしてきた。
私はこれまで幾度か、これと似た「約束」を交わしたことがある。が、いづれも己が藝術的拘泥という我儘のため反故にしてきた。
われはわが身勝手さに辟易している。自己嫌悪の渦は私から「夢中になる」ことを遮断した。2016年はボオドレエル片手に過ぎゆくものと思っていた。

 

「今日においては、階調はもはや美ではない。美はただ乱調に在る」

 

初めて観た彼女らが階調だったか乱調だったかは自明である。そこに「美」を見いだしたのが始まりだったか。
思えば「美」について深く考え始めたのも今年だった。澁澤龍彦に傾倒し、サドやバタイユをこの身に取り込んだ。
所謂「名著」と名高い高級なもの許り読んでいた私にとって、それらの思想は、これまで積み重ねてきた教養を破壊しかねない有害な書であった。
しかしそれでよかったのだ。

 

「生の拡充の中に生の至上の美を見る僕は、この反逆と破壊との中にのみ、今日生の至上の美を見る」

 

いくらか「美」について柔軟になれたのではないか。私は一度、破壊されなければならなかったのだ。
そんなとき見つけた「美」。ついに私はふたたび「約束」をした。
渦巻く憂鬱は払われた。ワクワクする翌年への道は、無邪気なパステルカラーに彩られている。

 

 

12/11 わーすた 完全なるライブハウスツアー2016 ~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー~ 東京公演

 

実はライブとしてはそこまで期待していなかったツアーファイナル東京。地方公演の温かさや特別感は絶対に出せない。ツアーは神戸で一応完結、東京はボーナスステージくらいに思っていた。

しかしなぜ私は前夜、一睡もできなかったのだろう。目を瞑れば、東京で『約束だから』をパフォーマンスする彼女たちが浮かんでくる。一晩中目蓋の裏に焼き付いて離れなかったこの光景は、数時間後実際に目の前に広がることになる。

 

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会場のShibuya O-WESTは今回のツアー最大規模600人収容のライブハウス。これほどの規模になると流石どこからでも見やすく、いかに各地方で使われたライブハウスが狭かったか実感した。ちなみに昼(1部)夜(2部)公演ともチケットは完売。

まずは昼公演の感想から。

 

 

ツアーファイナル東京 昼公演セットリスト

1.完全なるアイドル

2.ワンダフル・ワールド

3.らんらん・時代

4.Zili Zili Love

5.グーチョキパンツの正義さん

自己紹介MC

6.NEW にゃーくにゃくにゃ水族館2

7.好きな人とか居ますか(廣川・三品)

8.にこにこハンブンコ(小玉・坂元・松田)

MC

9.恋してYES~これが私のアイドル道!~

10.ぱわわわわん!!!パワーパフガールズ

11.Doki Doki today

12.ちいさな ちいさな

MC

13.いぬねこ。青春真っ盛り

14.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ

 

EN1.約束だから

 

 

基本のセットリストは地方公演と同じ。注目点は、地方では地元メンバーの思い入れのあるストリート生時代の楽曲をやっていたが、東京では何をやるのかということ。

『恋してYES~これが私のアイドル道!~』は予想できていなかったのだけど、確かにこれしかない。そして、願わくばこの曲はこれが最後(またはいつかの大舞台まで封印)にしてくれたらなとも思った。各地ストリート生の曲も同じくである。

 

 

セットリスト以外で気になっていたことは、廣川奈々聖の歌声である。ツアー中はなかなか安定しなかった彼女だが、この日はよく仕上がっていたように思われる。

それでも個人的には絶好調だったとは言い難い。しかし、そんな状態での彼女の歌声は、一言で表すならば「危うさ」を持ったもので、不用意に触れてしまえば途端に弾けてしまうような、ギリギリに均衡が保たれた繊細なる美の結晶だった。

ツアーを走り切り、メンバーとファンとの信頼関係がここまで築けていなかったならば、決して出せなかった美しさである。

彼女は「感覚」で歌うことはできない。「感情」で歌うのだ。だからこそ、その歌声は、聴く者のすぐ近くに寄り添うことができる。そういう歌い手なのだと私は理解している。

 

そんな歌声が響くような環境が、ここ東京に実現したということがたまらなく嬉しかった。

地方公演のような温かさは出せないと前に述べたが、確かに地方公演とは種類が違えど、東京の温かさがそこにはあった。

 

 

本編終わり、ああもう満足、めっちゃ楽しかった…とホクホクした気持ちでいて、ふと大事な曲を忘れていることに気づく。「あっ、アンコール、『約束だから』やん!」なんてハッとした瞬間、イントロと共にメンバーが飛び出してくる。

 

『約束だから』は、今回のツアーで最も重要な曲だったと思っている。

初日ではアンコール一発目、まさか一公演に二曲も新曲が来るとは思わなかったので完全に不意を突かれた、衝撃的な印象のある曲。「約束の小指」を突き上げるフリを見て、まっさきに浮かんだのはいつかの大舞台、そこを埋め尽くす満員のわーしっぷだった。そんな「約束」の意味がある曲なのだと解釈した。

札幌からは曲順が変わり、『ちいさな ちいさな』、地元メンバーの思い入れのあるスト生時代の曲、地元メンバーMC、からの『約束だから』という流れになった。

私は札幌には行けなかったので、この流れを実際に体感したのは名古屋であるが、そのときに気付けたもう一つの意味、わーすたメンバーのストリート生時代の追憶として聴くことのできる曲だということ。

そこに気づけたからこそ、東京公演の『約束だから』には深く感動した。私は福岡公演の感想で「これはこのツアーで成長していく曲」だと書いた。各地元でストリート生時代それぞれの思い出を拾い集め、とんでもない曲に成長してしまったこの曲を、東京で披露する。ひとつの完成形を観た、いや、この楽曲だけではない。東京を中心に活動するアイドルグループ「わーすた」が、これでやっと形を成したのではないか。

 

そんな曲を、満を持してアンコールラストに置いてくれたのも、よく考えられた、愛の溢れる素晴らしいセットリスト構成だったと思う。

 

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夜公演の感想に続けたい。

 

ツアーファイナル東京 夜公演セットリスト

1.完全なるアイドル

2.ワンダフル・ワールド

3.らんらん・時代

4.ぱわわわわん!!!パワーパフガールズ

5.グーチョキパンツの正義さん

自己紹介MC

6.NEW にゃーくにゃくにゃ水族館2

7.好きな人とか居ますか(廣川・三品)

8.にこにこハンブンコ(小玉・坂元・松田)

MC

9.ちいさな ちいさな

10.約束だから

MC

11.いぬねこ。青春真っ盛り

12.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ

MC

 

EN1.ゆうめいに、にゃりたい。

サプライズ発表

EN2.約束だから

 

 

平和だった昼公演に比べ、夜公演は酷い悪ノリどスベリ集団が跋扈していて、前半はライブに集中できなかったのが残念。本編終盤いぬねこ、うるチョコで圧縮があって、それに乗じて彼らの前に行けたので、アンコールからやっとライブに集中できた。

 

絶対何かしら新曲は披露するだろうと思っていたので、アンコール明けの新曲披露は睨んでいた通りだったが、それが2ndシングルとは思っていなかったので、期待が高まる。不安も過る。

 

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2月22日発売になる新曲『ゆうめいに、にゃりたい。』は、レゲエ、スカ、サーフミュージック、パラパラなど、いろいろ詰まった忙しい曲。

私は思慮が浅いので、正直シングルでこれはどうなんだ?と思ってしまった。楽曲がビジュアルイメージに引っ張られすぎているのでは。いつぞや音楽プロデューサーの鈴木まなかさんが、「音源で聞きたい」曲ということをこだわって作っている、とツイートしていたが、果たしてそれに適っているのだろうか。

と、音源もまだ出ていないのに書いてしまうのがまさに浅慮の極みである。

 

ライブで観て楽しめそうな要素は十分にあると感じた。はーちんの「このニャン所が~」のところは一緒にひれ伏したい(?)し、間奏のパラパラも完璧にフリマネしたら絶対に楽しい。目まぐるしく展開するも、サビはキャッチーで耳に残るしクセになる。例によって、これもサビから作られたのではないかと思う。

上にぐだぐだと書いてしまったのは、来年は重要な年だと思ったが故で、そこは直球で勝負して欲しかったというのが本音。

 

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新曲披露の後は、メンバーも知らされていないサプライズ発表があった。坂元葉月のブログを引用する。

 

そして!!!
メンバーは発表これだけと
聞かされていたんですが
実はもう一つ発表がありました✨✨

メンバーにもわーしっぷさんにも
サプライズ発表です、!!!


【2017/4/22 Zepp Diver City Tokyoにて
わーすた フルバンドワンマン決定】


ええええええ、
まてまて、Zepp Diver City Tokyo?!

それもフルバンドワンマンって何~~
謎が多いよ(笑)

わーすた - 坂元葉月*完全なるフィニッシュ*610 - Powered by LINE

 

わーすた史上最大規模、約2500人収容の会場Zepp Diver City Tokyoでワンマンライブ、それもフルバンド。なんだこの展開。偉い。偉すぎる。

とにかく嬉しくて、涙が止まらなかった。メンバーの表情を見ると、皆ものすごく良い顔してて、それ思い出すとキーボード打つ手が進まない。。

 

このライブについて、松田美里がブログで書いていたこともすごく嬉しかった。

 

普段はさ、

お仕事や学校
頑張ってる皆さんだから

お時間ある方は来てほしいって
言っとるんじゃけどね

 

 

4/22、この日のために
予定を合わせてくれたら

嬉しい…です!!(>_<)

 

 

大変なことっていうのは
すごくわかるんだ。

 

 

だから頑張って合わせてでも
行きたいって、「行けばよかった」

って思わせられるくらいのライブに
絶対にするから。

 

 

 

待っててね

 

わーすた - まつだみり #余韻デー💅🏻 - Powered by LINE

 

こんなことメンバーが言ってくれたら最高だな、と思っていたことをこんなにストレートに伝えてくれたのが嬉しくて、何度も何度も読み返した。

楽しみだな、フルバンドワンマン。楽しみだなあ、これからのわーすた。

 

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発表も終わり、アンコールラスト。ついにこのツアー締めくくりの曲。

なっちゅんが会場に問いかける。「皆さん、これからもわーすた、ずっと走り続けるので、ずっとついてきてくれるって約束してくれますか?」

答えは決まっている。そして最後はやはり、あの曲だ。

 

「ありがとう、『約束だから』」

 

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あの瞬間の感動を的確に言い表せるような文章力を私は持ち合わせていないし、あの幸せな一時は文で描けるものでも動画で映せるものでもないと思うから、ここで筆を擱くべきだろう。

 

最高のツアー共に走れて本当によかった。

わーすたの皆、お疲れ様。ありがとう。また、最高のライブで。

 

 

11/30 黒川とアイドル Vol.8~聞きたいことを聞いてみました~

 

「わかめスープ作っといたから、お腹すいたら食べなさいよ」の影アナから始まる、われらがお母さん坂元葉月出演の圧倒的アットホームイベント(?)

 

黒川とアイドル Vol.8~聞きたいことを聞いてみました~

大阪は道頓堀角座にて行われたこのイベント、はーちんの他にはCulumi、さくらんぼう注意報!、CHOCO★MILQの3組が出演。

それぞれトークの後にミニライブを披露していたので、もしやはーちんもソロで何か歌ってくれるのでは、とやんわり期待していたのだがさすがに叶わなかった。ツアー終わってライブに飢えている…

 

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初の個人仕事、緊張していると直前のメールで読み、こちらもドキドキしながら見守る。

MCのクロちゃんが上手く回してくれているからか、直前まで緊張していてもステージに立てば最高に楽しんじゃうはーちんの特性もあったからか、特にぎこちなさも無く和やかにトークは進む。

 

 

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印象に残っているトークをいくつか簡単に。

 

メンバーに直してほしいところ、

松田美里は、ライブの出番5分前くらいまで寝ている、それもうたた寝どころでなくガッツリ寝ているのを直してほしいと。

小玉梨々華は、翌日の集合場所をよく把握していなくて、前日に「明日いっしょに行ってあげようか」なんて連絡がくるのだそう。最終的に「いっしょに行ってください」となる流れ、この二人の関係性好きだなあ。

廣川奈々聖は、紙の匂いを嗅ぐのをやめてほしいと。無意識にやってるっぽい。なんと、紙の質の違いを嗅ぎ分けるという特殊能力まで開花させているらしい。

三品瑠香に関しては、身長が高すぎるという、やめてもらいようのない指摘。

 

そんな個性豊かな(?)メンバーと一緒のグループでやれて、はーちんはとにかく幸せなのだそうだ。皆が可愛くて仕方ない、こんな可愛いメンバーが自分に話しかけてくれるのが、自分と目を合わせてくれるのが嬉しいとまるでファンのように語る。

 

その流れから、メンバーの中で推しメンは誰?自分が男だったとして彼女にするなら?という質問に。

彼女にするなら、の答えはなんとなく想像つくかもしれないが、梨々華との回答。付き合いが長いのもあるし、梨々華の正統派!!!って感じが好きなのだそう。

推しメンを選ぶのは、顔ならこの子、歌なら、ダンスなら、普段の感じなら…となかなか難しいみたいで、じゃあ顔なら誰?となり、瑠香と答えていた。『ワンダフル・ワールド』の最後で瑠香と目を合わす瞬間のことを熱弁していたので、またの機会に注目したい。

 

 

こんなようなゆるい話ばかりではなく、真面目な話も。

スターティングメンバーに選ばれていたのに、GEMになれなかった時の気持ち。

「悔しい」という気持ちに駆られたのは一瞬で、「やっぱりか」という思いがあったのだそう。ダンスに対する苦手意識があったのも大きかったと。

それでもまたストリート生でひたむきに頑張り続けられたのは、活動が楽しかったから。このあたりは(ツアー神戸の記事で引用したが)過去のブログやインタビュー記事でも語っている。

 

 

もうひとつ真面目な話。hanarichuが出荷されたときの気持ち。

梨々華と共に在籍していたユニットで、後に結成されたわーすたと並行して活動していたはーちん。当時は「どっちを頑張ればいいのか」とずっと悩んでいたのだそうだ。

hanarichuの卒業イベントが終わり、続くわーすたのイベントへ移動するときに梨々華と泣きに泣いて、簡単には切り替えることはできなかったが、「楽しい思い出」として前に進んだのだと。

両方とも大好きで大切に想っていた分、それがいまはわーすた一本に集中している。だからこそはーちんのわーすた愛は強いのである。

一夜限りの再結成というのなら喜んでするが、もう一度活動していくというのはお断りすると断言していた。わーすたの坂元葉月として、大好きなわーすたに集中して徹底的に取り組んでいきたいという情熱が感じられて良かった。

そうやって前に進めているのだから、hanarichuというユニットは本当に素晴らしいユニットだったのだと改めて思う。太陽に向かって大輪の花を開かせる、ヒマワリははーちんの中に咲き続けている。

 

 

真面目な話の他にも、しばしば「塩対応」と言われていることについて、私は握手会で「好きです」と伝えることは恥ずかしくて出来ないので知らなかったが、握手会で好きだと言われると「いや、大丈夫です」なんて返してしまうのだそうだ。

ファンのことは好きだが、「好き」と言われて葉月も、というのは何か違う。葉月らしくない、と言っていた。

正直私はこういうスタンスは大好きだ。等身大というか、まっすぐというか、くそ真面目というか、それだから不器用でたまらなく愛おしい。

 

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終演後にクロちゃんと少し話ができたが、好きなものを同じくした人たちと感情を共にするのは素晴らしいことだと、ヲタ活について(?)語ってくれた。

「ではでは、また現場被ったときにはよろしくお願いします」と別れたときには、あれヲタ友かな、と思ってしまった。クロちゃん普通にいいヲタクだった。これからも急なドッキリ頑張ってほしい。

 

そういえばクロちゃん終演後ちゃんとCulumiのCD予約してたから、無償でテレビ出演してるときがあるとか言って、いまだに実家から仕送り貰っててその金でパチンコしてる、それ50歳までなんとか続けようと思ってる話は秘密にしておきますどこにも書きません。