11/6 わーすた 完全なるライブハウスツアー2016 ~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー~ 愛知公演
ツアー札幌行けなかった禁断症状で、発作的にグーチョキパンツを踊りだしてしまうという奇行を繰り返す危険な状態を乗り越え、11月6日、ツアー愛知へ。会場は大須RAD HALL。
ヘボット!プロジェクトからの花が。そういえばメ~テレ制作だった。こういうの見つけると嬉しい。
愛知公演セットリスト
1.完全なるアイドル
2.ワンダフル・ワールド
3.Zili Zili Love
4.ぱわわわわん!!!パワーパフガールズ
5.グーチョキパンツの正義さん
自己紹介MC
6.NEW にゃーくにゃくにゃ水族館2
7.好きな人とか居ますか(廣川・三品)
8.にこにこハンブンコ(小玉・坂元・松田)
MC
9.ちいさな ちいさな
10.きっとFor You!
三品MC
11.約束だから
12.いぬねこ。青春真っ盛り
13.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
EN1.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
広島、福岡でのセットリストの組み方が札幌では変わっていたのだが、愛知も札幌と同じ流れだった。アンコールが一曲だけになり、『約束だから』が本編に入っている。これについての雑感は後に述べる。
チケットは完売、当日券も無しだったこの日の公演、知り合いの番号と合わせて入場するため、ほとんどAの最後で入ったのだが、すでに会場は満員。一番後ろの関係者ゾーン(?)除いた最後列になんとか落ち着いたものの、ここからだとステージはまるで見えない。そして詰め詰めで人が入っているため狭い。さらに暑い。
ドリンクを貰おうと思ったら、この日はソフトドリンクしか頼めないらしく、ペットボトルの水も貰えない、という状況。
そんな鬱々とした気持ちも、『Overture』の高揚感は邪魔できない。ライブが始まると細々とした不満は消え失せていた。
「まるで見えない」と書いた。私は目が悪い上に眼鏡もかけないので、ぼんやりとしか見えていなかったのだが、三品瑠香の歌声を傾聴しているうちに、まるで眼前で歌われているような、そんな錯覚に陥った。
成程、列など然程重要ではない。彼女の歌声は「届く」歌声なんだ。それは単にスピーカーを通じて声が届くというだけではなく、誰かの心を震わせる「気持ち」が歌声に乗って届いている。もっともっと大きくなるグループのボーカルだなあ、としみじみ感ぜられた。
とはいえ『NEWにゃーくにゃくにゃ水族館2』をよく見られないのはやっぱり痛い!
パクパクしてたりだとか、細かい動きや表情は、だいたい後ほどメンバーのブログやツイートで知るという…
そして後半『ちいさな ちいさな』に続く流れの、地元メンバーの思い入れのある曲、愛知では『きっとFor You!』を披露。
メンバーもそれぞれブログで「るかのイメージが強い曲」と書いていたこの曲、来ると予想していたファンも多かっただろう。フォーメーションを組んだ瞬間のざわめきには鳥肌が立った。
そう、
「きっとFor You!」歌いました
知らない方も多いのかな~、?
るかがわーすたになる前名古屋でストリート生だった時大切に歌ってた曲だよ
ほんとに自分のアイドル人生において思い出もたくさんたくさん詰まってて、ほんとこの曲があったから今の自分がいるって言っても過言じゃないぐらい、大好きで大切な曲
じぶんの地元名古屋でたくさんの方に聴いてもらえて嬉しかったです、!
聴けて嬉しかったとか、よかったって言ってもらえたのが本当に嬉しくて不覚にも泣いてしまいそうになってしまった(;_;)
わーすた 公式ブログ - 三品瑠香【ありがとうすぎて伝えきれないです大好きなんですよね】575 - Powered by LINE
アイドルになってすぐあの立ち位置で歌って、歌うのがイヤになったときもあったとMCで語っていた瑠香。
これについてはストリート生時代のブログでこう書いている。
きっとfor youが1番好きな歌なんだ
実は最初のころ
ずっと嫌いな歌だったんだよね泣笑
歌うのが怖くてセットリストに入ってるのが嫌でしょうがなかったの(._.)
先生にも何回もおなじところ注意されたりで何回も何回も泣いてたんだ
それでメンタル少し強くなれたかも笑
でもステージで歌うと歌よくなってきたって言ってくれる方もいたりほんとに頑張ってよかったって思えたよ!
三品瑠香□なごちゅー■630|なごやちゅ~ぶ♥(iDOL Street Student)オフィシャルブログ Powered by Ameba
この曲があるから、今の三品瑠香がいる。瑠香と一緒に歩み、鍛えてくれた大切な曲。
それを、わーすたの三品瑠香として名古屋で歌う。楽曲も嬉しかっただろうと思う。それくらい成長した彼女は、本当に苦手意識を持っていたのだろうかと疑ってしまうくらい、伸びやかに堂々と歌い上げていた。
この曲が瑠香をここまで連れてきてくれたのなら、今度は瑠香がこの曲を大きなところまで連れて行ってあげてほしい。なんて思うくらい気持ちのこもった良いパフォーマンスだった。
地元メンバーのMCの次は、このツアーからの新曲『約束だから』
元々アンコール明け一曲目だったのだが、札幌でこの位置に。正直変更するのならアンコールをこれ一曲にしてほしい、最後に聴きたい、なんて思っていたのだが、実際愛知でこの流れを体験して考えが変わる。
「夢を叶えるために 私は頑張ります」と歌う『ちいさな ちいさな』に続いて地元メンバーの思い入れのある曲、そしてその曲やストリート生時代の思い出、地元に関するMC、つぎはあの会場でやりたい!なんて話もしたあとに、『約束だから』と続くわけである。
この流れのおかげで、この曲はわーすたメンバーたちのストリート生時代の追憶として聴くことのできる曲だと気付けた。初披露時、曲調がストリート生の曲っぽく感じられたという感想も多く見受けられたが、そういうことなら納得できる。
「いつもと同じ帰り道」を離れ、「未知なる明日」へ歩みを進めた時期の、儚くて、愛しくて、切なくて、綺麗な、青春の日々の歌。こんな曲を、メンバーそれぞれが初めて地元でライブするこの機会に用意していたなんて。と、勝手な推察で感服しきっていた。
そんな感じで『約束だから』については簡単に納得したわけだが、肝心のアンコールはというと、広島福岡はいぬねこ。だったが、愛知ではうるチョコに変わっていた。
札幌ではワンダフルワールドだったらしいが、二回やるとしたらそれが一番いいかなと思った。
それまでの流れが良すぎるので、う~~んという感じで終わってしまうアンコールこそ残念な気がするが、やはりアッという間に終わってしまうくらい楽しいライブだった。
瑠香の言うように「味噌のように濃いライブ」でもあった。そしてライブ後にメールで送ってくれたように「幸せだった」と感じられるひと時だった。
あとは神戸を残すだけにになってしまったのが非常に寂しいが、こちらも「最幸」に楽しめたらと思う。