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2017-01-01から1年間の記事一覧

12/3 暁!!三國学園 オルタナティブ

「人が一人で出来ることなんて限られている、大きな力の前では個人の力なんて本当にちっぽけなものよ。でも、だからこそ人は助け合う。励まし合って支え合って、一人では乗り越えられない大きな壁に立ち向かっていく」 舞台『魁!!三國学園 オルタナティブ』…

10/29 ひめキュンフルーツ缶"2010-2017"卒業~今までも、これからも~

10月29日、愛媛行のバスで、急に実感が湧いてきた。私の知るひめキュンフルーツ缶は、今日卒業のラストライブを迎える。それを見届けるために、数年ぶりに愛媛に向かっているんだ、と。 大街道のバス停に着いた頃には、台風は過ぎていた。もしものことを考え…

10/22 わーすた LIVE TOUR 2017 パラドックス ワールド 初日仙台公演

月曜の飛行機が欠航になり、帰れないことが確定した状態で仙台へ向かう。もうどうにでもなれ、という連中が集まるからなのか、こういう日の公演はとにかく盛り上がる。 整理番号Sのほぼ最後だったので、上手後方に位置付ける。同じような番号の知り合いも固…

9/16 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-7

昨年、彼女たちが定期ライブわ-3で渋谷 TSUTAYA O-EASTに立った時、大きな挑戦に思えた。しっかりと構成を練り上げ、「わーすたの世界観」を大事にした、グループとしてはこれまでの総決算であり、ツアーへ進むために踏み固めておかねばならぬ土台のような位…

8/10 iDOL Street ストリート生 夏の壮行会

通っていた小学校が統廃合でなくなったとき、なんとも言えない悲しさに胸が締め付けられたのを覚えている。昼休み走り回った運動場、必死に逆上がりを練習した鉄棒、友達と笑い合ったり先生に怒られたり色んな思い出の染みついた教室も、ひとつ残らずなくな…

7/30 アリスインデッドリースクール ビヨンド OSAKA

生きた人間が、だんだん死体に変わっていく。この恐怖を、長妻美玖演じる辻井水貴は「あたりまえのこと」だと斬り捨てる。「生きていたっていつか死ぬ。みんな少しずつ死体に変わっていくだけ」だと。 どこまでが人間で、どこからが死者なのだろう。 むかし…

6/23 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-6

一抹の不安を抱えていた。 4月22日のフルバンドの興奮が、音楽的高翔が、瞬間の無限が、あの日以来の国内単独ライブである わ-6 に翳りを与えていた。 開演前、私は緊張による吐き気と戦っていた。しかしこの日はそれが心地よかった。意識のどこか深いところ…

廣川奈々聖と万物照応

古典の作者の幸福なる所以は兎に角彼等の死んでゐることである。 又 我我の──或は諸君の幸福なる所以も兎に角彼等の死んでゐることである。 芥川龍之介『侏儒の言葉』から引いた。この小論に取り掛かる上で、私はこれを痛感する。文字盤を叩けば叩くほど、彼…

4/22 わーすた「The World Standard ~夢があるからついてきてね~」

周りの睡眠を妨げぬよう声を殺すも、ピカチュウのうたで耐えきれず大笑いしてしまった「あにそん。青春真っ盛り」高速バス会場を経て、夕方には東京着。小雨に急かされながらお台場へ。 ずっと楽しみにしていた4月22日、前夜眠れるはずもなく、体調不良ここ…

3/29 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-5

渋谷で財布を紛失してもうダメかと思ったが、なんとか生きて関西に帰ることができたので、3月29日(水)渋谷WWW Xにて行われた わーすた定期ライブ わーすたランド わ-5 について振り返りたい。 今回はただの定期ライブではなく、わーすたが産まれて二歳という…

わーすた『Just be yourself』雑感

わが萩原朔太郎は『憂鬱の川邊』という詩でこう言っている。 げにそこにはなにごとの希望もない 生活はただ無意味な憂鬱の連なりだ 梅雨だ じめじめとした雨の點滴のやうなものだ しかし ああ また雨! 雨! 雨! 朝起きて、ああまた一日が始まる、この憂鬱…

廣川奈々聖と「時間」

「今こそ醉ふべきの時なれ! 虐げらるる奴隷となつて、時間の手中に墮ちざるために、酒によつて、詩によつて、はた德によつて、そは汝の好むがままに、醉へ、絶えず汝を醉はしめてあれ!」 近代詩の父とも評されるフランスの詩人シャルル・ボードレールが、…

1/28 わーすた定期ライブ わーすたランド わ-4

方向音痴の田舎者には高難易度の街、横浜。 ツアーファイナル以来、久しぶりのわーすたライブで浮足立っていた私だから、元町からタクシーを使っていなければ確実に迷って昼のチケットを海に抛り投げることになっていただろう。 会場は横浜ベイホール。1000…